失敗しない老人ホーム探しのポイント⑤医療編
- 2019.01.04
- 施設の選び方
入居目的を確認する
老人ホームの入居を検討する際に、まずは入居する目的を確認することが大切です。
老人ホームは、ホームによってコンセプトを掲げていることが多く、いわゆるホームの『強み』が何かというのを把握する必要があります。老人ホームのコンセプト=強みと入居目的が一致するホームに入居することで、ホームに入居してから充実した生活を送ることが可能になります。
しかしながら、このポイントを無視して、「家から近い」「値段が安い」「ホームが綺麗」という視点だけでホームの選定をしていまうと入居後に後悔してしまう可能性が高まります。入居目的とは、入居を検討している方が「ホームに入居してから何を望むか」ということです。
目的は人それぞれですが、一例を挙げますと、「食事」「リハビリ」「入浴」「趣味活動」「医療」「交流」などがあります。たとえば、このような目的に優先順位をつけて、なるべくその目的に力を入れているホームを探すことが大切となります。
目的別に気をつけたいポイントについて説明します。
医療
介護付有料老人ホームでは、月2回程ホームで往診してもらうことになります。基本的には老人ホームが提携しているクリニックと契約して、そのクリニックの往診医に診てもらうことになります。
ただし、ホームと提携していないクリニックで他にご希望のクリニックがある場合には、そのクリニックの往診医に診て頂けるケースもありますので入居前にホームに確認してみて下さい。
また、お薬は入居時に薬局と契約して、処方された薬をホームに運んでもらいます。往診医のクリニックと契約することにより24時間365日、体に何か異変があった時には看護師を通して状態を確認してもらうことが可能になります。また必要な時には臨時往診により先生に診ていただくことができます。
往診のクリニック以外に定期通院・検査を行わなければならない病院がある場合には、老人ホームの往診とは別に通院・検査が可能です。老人ホームによっては、提携している病院などは無料送迎をしてくれたり、職員が無料で同行してくれるホームもありますが、多くの老人ホームでは病院への同伴はご家族等の対応が必要です。
ご家族等が病院へ同伴することが難しい場合には、別途有料でホームの職員に依頼することが出来ますが、念の為、入居前にホームに確認しておくと良いでしょう。
また、介護付有料老人ホームには看護師が勤務しております。看護師は日中の時間帯に勤務しているホームが多く、24時間常駐しているホームは少ないです。日中の時間帯にのみ看護師が勤務しているホームでは、夜間帯に何か体に異変があった時に夜勤の介護スタッフから看護師へ電話がつながる体制を整えていることが多く、看護師では判断が難しい時は往診医に連絡をとれるような体制をとっているホームが多いです。
看護師が24時間365日常駐しているホームは、昼夜を問わず、お体のご様子や変化に対して注意深く見守ることができます。夜間帯に看護師がいるメリットは、夜間の痰吸引、点滴、経管栄養、胃ろうの方や終末期のお看取り介護を希望される方に対して安心かつ柔軟な対応が出来ることが挙げられます。ただし、看護師が24時間配置になると老人ホームの入居者の平均介護度が全体的にやや高くなる印象を受けます。また、24時間看護師が常駐していても、上記の経管栄養やお看取りに対応していないホームもありますので入居前にご確認ください。
入居前にお看取りまで対応出来るか、経管栄養等どこまで対応出来るかをホーム側で示していることが多いため、ホームのパンフレットや見学時に確認しておくことが大切です。
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