有料老人ホームの入居相談できる紹介会社のメリット・デメリットは?気軽に相談していいの?
- 2018.05.27
- トピックス
有料老人ホームに入居するかどうか迷ったら、まず有料老人ホームの入居相談できる窓口(紹介会社)に相談してみようと考える人も多いはずです。
一方で「何の知識もないのに相談してもいいのかな」「結局強引に紹介されたらどうしよう」と相談することをためらっている人も少なくないかもしれません。そこで「有料老人ホームの入居相談できる窓口(紹介会社)」を活用するメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。
目次
老人ホームの入居相談窓口(紹介会社)とは?
(※画像はイメージです)
そもそも、「有料老人ホームの入居相談窓口(紹介会社)」とはどのようなものなのでしょうか?
①様々な施設の情報を持っている
老人ホームに入居する場合、「〇〇老人ホーム」など1社の施設担当者から、見学してその施設の情報を聞くことになります。他の老人ホームと比較をしたい場合は、別の老人ホームの担当者さんに聞いて施設の情報を教えてもらったり、ウェブサイトなどで調べたりして、自分で比較して決めていく必要があります。
ただ、パンフレットに記載されている内容だけでは、細かな施設の雰囲気や料金の違いがわかりにくく、本当にマッチングした施設選びをすることは難しいのが現実。でも、「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」なら、様々な施設の情報を持っているため、多くの老人ホームの中から、施設選びをしてもらうことができます。1箇所でさまざまな老人ホームを比較しながら選ぶことができるので、時間と手間が削減できます。
②相談料が無料
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」は、お客様に施設を紹介して得た紹介手数料を収益源としています。そのため、相談料は無料としているところがほとんどです。
また、入居金や月額の料金は家電製品などと違い、どこの紹介会社で契約をしても料金は同じ。つまり、どこの紹介会社で同じ老人ホームを契約しても料金は同じなのです。
有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)のメリット
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」には主に3つのメリットがあります。
①施設の情報を多く持っている
人それぞれ悩みや不安が異なっているように、必要なサービスも人それぞれ。人気のある施設、雑誌等でランキングで上位の施設がマッチングしているとは限りません。
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」であれば、たくさんの施設の情報を持っているので、マッチングした施設が見つかる確率が高いです。また、利用料金の差がある場合も、その場で価格比較ができます。
施設によって月額の利用料金の差が大きくなることが多いので特に比較が大切。老人ホームによっては、同じような雰囲気の施設でもエリアを変えることで安くなることもあります。多くの施設の中から比較しマッチングした施設を選びましょう。
②老人ホームに見学同行してくれる
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」は土日・祝日も営業している紹介会社もあり、自分の休日に合わせて見学同行してくれる会社も多くあります。
見学時にどのポイントを見たら良いのか分からないという場合には相談員の方が同行してくれた方が安心でしょう。
③相談料が無料
自分でネットなどで施設を選ぼうとしても時間がかかり、調べれば調べるほど結局どこが良いのかわからなくなるという人も多いようです。
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」では、相談員が無料で多数の有料老人ホームの中から施設選びのお手伝いをしてくれます。疑問に思うことは直接質問して解決しながら施設を選ぶこともできます。
有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)のデメリット
利便性が高いというメリットがある一方で、デメリットがあることも知っておきましょう。
①相談員さんのスキルにばらつきがある
有料老人ホームによっては、パンフレットに載っていないような特徴があったり、健康状態によっての入居時の受入条件には施設によってばらつきがあったりしますが、本当にその人にあった施設かどうかを見極めるには経験が必要な場合も少なくありません。
しかし、「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」には、経験豊かな相談員さんもいれば、配属されてすぐの新人相談員さんもいます。そのため、知識や経験の差によって施設選びに差が出てくることもあります。ただ、相談員が複数人いる紹介会社であれば自分に合わないと思ったら変更してもらうこともできるので、疑問や不安を抱えたままお話を聞く必要はありません。もちろん、相談員を変更しても相談料は無料です。
②紹介会社に「有利」な提案になる可能性がある
紹介会社によっては、入居成約時に「紹介手数料」が多く入る施設を優先的に紹介する会社も多くあるようです。
「お客様に一番合う施設を提案する」ということが大前提ですが、収入源が施設からの紹介手数料ということから多少の利用料金の差であれば自分の営業に有利な施設を優先して提案するという紹介会社もあるようです。提案されるがままに契約するのではなく、しっかりと比較検討することが必要です。
有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)がおすすめなのがこんな人
ここまでご紹介したとおり、「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」はメリットもある一方でデメリットもあります。そのため、施設を検討している人全員におすすめとは限りません。施設に入居させたいと迷っている人のうち、一度有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)に足を運んでみたらいいかも、と思う人は次のような方です。
①入居を急いでいる人
たとえば、何らかの理由で入院をしている方の状態が以前よりも悪化して医療ニーズが高くなり、退院後に同居が困難であったり一人では生活できなくなるケースや家族の介護負担が増えて体力的にも精神的にも限界に近づいているケースの場合は、急いで施設を探される方が多いです。特に医療ニーズが高い場合や問題行動がある場合には受け入れができる施設も限られてくるため、施設選びに時間と労力をかなり使うことになります。多くの施設の情報を持ってる紹介会社であれば、そのようなケースでもスムーズに入居が決まることがあります。
②複数の施設を比較したい人
紹介会社はたくさんの施設の情報を持っているので、同じ入居要件で複数の老人ホームを比較してもらうことが可能です。自分で調べて同じ内容で他の老人ホームを調べ直してということを繰り返すととても時間がかかるだけでなく、内容も似たり寄ったりで違いがわからなくなってくるものです。価格だけではない、細かいサービス内容の違いなどを相談員に説明してもらいながらじっくりと選ぶことができるのが紹介会社のメリットです。
こんな人は注意
「有料老人ホームを紹介できる窓口(紹介会社)」は何度相談しても相談料は無料。だからといって誰にでもメリットがあるとは限りません。
①介護保険サービスなどの知識があまりない人
入院後に一人暮らしが困難になる、同居が困難になると思われる場合や同居の家族の介護負担が重くなっている場合にも、在宅サービスを入れることによって、これまで慣れ親しんだ自宅での環境で生活することが可能になることも多くあります。ご自身にとっては慣れ親しんだ環境で長く生活していきたいと思うのは当然かと思われます。担当のケアマネジャーと相談して、最適なサービスを検討し出来る限り本人の要望に合った生活環境を整えてあげたいものです。また、老人ホームの入居金がいくらかかるのか、途中で解約した場合はいくら戻ってくるのかといったことを知らずに話をきいていると、不安をあおられてマッチングしない施設を選んでしまうことがあります。
②情にもろい、人情タイプの人
「これだけ話を聞いてくれたし、話してくれたのだから」と情にもろくなってつい入居契約してしまったという話もよく聞きます。冷静に本当にマッチングしている施設なのかを考えて契約しましょう。一度入居が決まるとそう簡単に他の施設に移るのは労力的にも厳しくなってきます。総額いくら払うかしっかり計算して、それだけ払っても必要な施設なのか冷静に判断しましょう。
最後に
介護が大変になってからの老人ホーム探しは時間が無かったり、気持ちに余裕がなくなって体力的にも精神的にも負担が大きくなります。入居を急いでしまい、入ってみたら予算よりオーバーしてしまうケースやコンセプトと違う施設に入って後悔してしまうケースをよく聞きます。まずは、どこの施設に入居するにしても大切なことは「目的をはっきりさせて決めること」です。どんなサービスを重視しているのか、予算はいくらなのかなどを決めておくと相談もスムーズです。また、預貯金がかなりあるならそんなに心配することはありませんが、少ない場合には、月々の支払いが往診料や日常生活費によりパンフレットには記載されていない金額よりも上回ることが多く、本来予算内と思われていたはずの施設に入ったとおもったら、後から高額な請求がくることもあるものです。
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