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高齢者向け施設・住宅の種類と特徴について

  • 2019.06.09
  • 施設の選び方

高齢者向け施設・住宅の種類と特徴について説明します。

高齢者向け施設・住宅の種類

1.有料老人ホーム
2.サービス付き高齢者向け住宅
3.グループホーム
4.特別養護老人ホーム
5.経費老人ホーム
7.老人保健施設
8.小規模多機能型居宅介護施設

1.有料老人ホーム

○有料老人ホームの類型および概要

 

○介護付有料老人ホームの特徴

介護保険の「特定施設」の指定を受けており、食事や掃除、介護サービスまで、すべてを施設職員が提供する民間施設です。

・比較的高コスト施設が多い
・認知症に対応しているところは多い
・看取り対応しているところもある
・介護・看護職員の配置は3:1以上
・個室が多いが、多床室(相部屋)もある
・全国どこでも申し込める
・申し込みは直接施設へ

 

介護付有料老人ホームの参考ホームはこちら

 

○住宅型有料老人ホームの特徴

自立した健康な方、要介護度が比較的軽度の高齢者向けの民間施設です。

・低コストのところから高コストまで幅広い
・介護保険は、個別に契約して「居宅サービス」を利用する
・通常、比較的元気な方を対象としているが、要介護5でも受け入れるところもある
・認知症に対応しているかどうかは要確認
・看取り対応しているところは少ない
・介護・看護職員の配置基準はない
・個室は多いが、多床室(相部屋)もある
・全国どこでも申し込める
・申し込みは直接施設へ

 

2.サービス付き高齢者向け住宅

サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)が必ず提供しなければならないサービスは、「安否確認」「生活相談」のみです。その他の食事、介護(入浴、排泄の介助など)、生活支援(買い物代行、病院への送り迎えなど)などのサービスが提供されるかどうか、入居前にサ高住に必ず確認してください。

サ高住は、一般的な賃貸住宅に近い自立的な生活を送ることができる住宅です。安否確認や生活相談により、いざというときには、適切な対応・サービスが受けられます。

ご自身の心身の状況に照らし合わせて、必要な医療・介護サービスを受けることができるよう、個別にサービス事業者と契約を結ぶ必要があります。

 

○サービス付き高齢者向け住宅の特徴

自立した健康な方、要介護度が比較的軽度な高齢者向けの民間施設です。

・有料老人ホームより比較的低コスト
・介護保険は、個別に契約して「居宅サービス」を利用する
・通常、比較的元気な方を対象としているが、要介護5の方を受け入れるところもある
・認知症に対応しているかどうかは要確認
・看取り対応しているところは少ない
・介護、看護職員の配置基準はない。ただし、ケアの専門家が少なくとも日中建物に常駐(夜間は不在でも可)
・1人用、2人用がある
・全国どこでも申し込める
・申し込みは直接施設へ

 

サービス付き高齢者向け住宅の参考住宅はこちら

 

3.グループホーム

○グループホームの特徴

認知症の方が1ユニット9人までの少人数で、入浴や食事、排泄などの介助を受けながら共同生活を送る施設です。

・比較的低コスト
・対象は、要支援2、要介護1以上の認知症の方
・看取り対応しているところは少ない
・1ユニットごとに介護職員の配置は3:1以上(看護職員の基準はない)
・個室
・住民票のある自治体の施設のみ申し込める
・申し込みは直接施設へ